株式会社東北開発コンサルタント｜東北電力企業グループ

ZEB（ゼロ・エネルギー・ビル）とは、

室内の環境を快適に保ちながら、高断熱化、日射抑制、空調負荷抑制、自然エネルギー利用、設備システムの高効率化等により、大幅な省エネルギーを実現したうえで、太陽光発電等の再生可能エネルギーを導入し、その結果、運用時におけるエネルギーの需要と供給の年間積算収支がおおむねゼロとなる建築物。

ZEB解説表

ＺＥＢのメリット

ZEBの導入によりエネルギー消費量が削減され、光熱費が削減されます。
ZEB技術の導入で、省エネを実現しながら、快適性や生産性を向上できます。
ZEB技術を導入した建物は、他の建物と比較して、不動産価値が向上します。

ＺＥＢの判断基準と目標

年間一次エネルギー消費量や再生可能エネルギー量によって，ZEBのグレードが異なります。
また，新築・増改築の違いや設備内容で省エネ目標が変わります。

グレード	基準一次エネルギーの削減率
グレード	(再エネ除く)	(再エネ含む)
ZEB	50%以上かつ	100%以上
Nearly ZEB	50%以上かつ	75%以上～100%未満
ZEB Ready	50%以上	50%以上～75%未満
ZEB Oriented	40%以上(事務所等)	-
ZEB Oriented	30%以上(ホテル,病院等)	-

※ZEB　Orientedのその他の要件：
・建築物全体の延床面積が、10,000m²以上あること
・未評価技術を導入すること

資源エネルギー庁ZEBリロードマップ

※経済産業省　資源エネルギー庁ZEBリロードマップフォローアップ委員会（2019.03）より

ＺＥＢ実現に向けた行動計画

弊社は、東北電力グループの一員として、環境保全を経営の重要課題のひとつと位置付け、「グループ環境方針」に基づき、環境方針として「事業活動を通じて従業員一人ひとりが環境に対する意識啓蒙を図り、省エネルギー・省資源推進と環境保全への取り組みを考え、行動します。」を掲げ、省エネ関連技術を活かした事業活動に取り組んでおります。
特に、建築物の設計においては、以下のZEB実現に向けた行動計画を念頭に置いて、「室内環境の快適性」と「省エネとCO2削減」が両立するZEBの普及に積極的に取り組んでおり、2025年度の自社受注実績における50％以上をZEB建物とすることを目標としています。

クライアントに対し、経済性・快適性・地域性を考慮したZEBの提案を行ないます。
ZEBに関する補助金事業の申請業務を支援します。
完成後のZEBに関する検証業務をサポートします。
ZEBに関する最新技術の知見取得に努めます。
通常の設計においても、環境に配慮した建築設計に努めます。

建築の流れ

ＺＥＢ建物計画モデルの作成

ZEB建物を計画する場合はモデル作成のうえ、最適な導入設備や、そのメリットを、お客さまにわかり易く説明します。

ZEBモデル参考例

『ZEBモデル参考例』

省エネ届出実績一覧（中規模物件）

※建物名称は申請時のものとしています

届出順

	建物名称	建設地	主用途	延床面積	階数	竣工年	種別BEI
1	東北電力(株) 糸魚川営業所	新潟県	事務所	1,498m²	地上２階	2017年	新築 BEI 0.74
2	東北電力(株) 女川地域立地事務所	宮城県	事務所	1,081m²	地上3階	2017年	新築 BEI 0.72
3	東北電力(株) 上越火力発電所事務本館	新潟県	事務所	11，217m²	地上3階	2022年	新築 BEI 0.60
4	電力ビル釜石	岩手県	事務所	1,744m²	地上２階	2021年	新築 BEI 0.70
5	東北電力(株) 東通(発)立地地域事務所	青森県	事務所	1,563m²	地上２階	2022年	新築 BEI 0.76
6	東通村　農産物加工施設	青森県	食品工場	1,225m²	地上１階	2021年	新築 BEI 0.62
7	東北電力ネットワーク(株) 八戸電力センター	青森県	事務所	1,976m²	地上２階	2023年	新築 BEI 0.57
8	両津火力発電所電気室	新潟県	事務所	1,259m²	地上２階	2026年	新築 BEI 0.70

省エネ届出実績一覧（大規模物件）